旨味成分たっぷりの健康食材! かつお菜
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みなさんは『かつお菜』ってご存知ですか?
先日、都内某所の地場産野菜の朝市にて、カツオのイラストが描かれたこのお野菜に
目が留まり、「えっ?かつお菜って何?野菜なのにカツオ・・・」と好奇心で買って
みたのですが、含め煮にしたらとっても美味しかったんです♪
さっそく調べてみると、かつお菜は緑黄色野菜の王様と呼ばれるほど栄養価が高く、
優れた健康効果があったんです。
かつお菜ってどんな野菜?
かつお菜は アブラナ科の葉野菜で、高菜の近縁種です。濃い緑色をした葉の長さは40
~50cmとやや大きめの楕円形で、表面が細かく縮れた肉厚の葉が特徴的です。
旬の時期は12月~1月の冬野菜。かつお菜はこれからが旬なんですね♪
かつお菜には、アミノ酸であるグルタミン酸やアスパラギン酸などの旨味成分が多く
含まれています。そのため、料理に使うとカツオの出汁がいらないほどおいしくなり、
それが『かつお菜』の名前の由来なのだとか・・・。
かつお菜は漢字では『勝男菜』と書くことから、縁起物として使われてきたそうです。
主な産地は福岡県で、伝統野菜として正月の『博多雑煮』には欠かせない野菜の一つ
とされてきたのですが、小松菜やほうれん草の人気に押されて福岡でも正月向けにしか
作られなくなり、生産量が激減してしまっていたのだとか。
近年、全国的に伝統野菜を見直す動きが盛んになり、かつお菜はその美味しさと優れた
栄養面から健康食材としてテレビ番組などでもとりあげられるようになったことから、
最近では都内でもかつお菜を手にすることが可能となったのですね~♪
かつお菜の栄養成分と栄養効果
◆かつお菜の栄養成分
かつお菜は美味しいだけでなく、その優れた栄養成分にも注目すべき点があるんです。
かつお菜には同種の葉野菜よりもカルシウムが多く含まれているのが第一の特徴。
また、名前の由来でもある旨味成分のグルタミン酸やアスパラギン酸などのアミノ酸も
豊富に含まれています。
さらに、β-カロテンやビタミンC、ビタミンB群、ビタミンDなども豊富で、かつお菜は
抗酸化性の高い緑黄色野菜なのです。
◆かつお菜の栄養効果
かつお菜に豊富に含まれるカルシウムは、成長期の骨の発育や加齢により発症のリスク
が高まる骨粗しょう症を予防するために欠かせない成分です。
そして、ビタミンDがさらにカルシウムの骨への定着を助けてくれます。
かつお菜に含まれるβ-カロテンやビタミンCには強い抗酸化作用があり、活性酸素を抑
えて細胞の酸化に伴う老化を防ぐ効果が期待できます。また活性酸素を抑制することで
癌の発症リスクも抑えてくれ、動脈硬化の予防やアンチエイジング効果も見込めます。
さらに疲労回復や免疫力アップ、皮膚や髪を強くする作用、美肌効果、高血圧の予防、
肝機能の改善、鎮静効果など、様々な健康効果をもたらしてくれる優れものなんです!
かつお菜の代表的なレシピ
かつお菜の抗酸化作用は加熱しても失われることがないため、歯ごたえを残してサッと
炒めたり茹でても、鍋料理や煮物に入れて柔らかくしても美味しくいただけます。
煮物、鍋料理、汁物、和え物、炒め物など、どんな料理にも合う万能野菜です!
特に、お味噌汁に入れると旨味が堪能できるそうですよ♪
今回は初の試みなので、かつお菜を油揚げと高野豆腐と一緒にあっさりと含め煮に。
仕上げに、擦り亜麻仁を振りかけて、栄養満点の副菜になりました。
かつお菜の歯ごたえと、旨味を含んだ出汁がしみ込んだ高野豆腐や油揚げがごはんに
良く合います。お酒のおつまみとしてもおすすめです。
かつお菜の葉にはアクが少なく、高菜のような辛みもありません。
煮ることで旨味が増して、ほんのりと甘みも感じられ、コクもあって美味しいんです。
食感の良さと旨味成分が、一度食べたらまた食べたくなるというのもうなずけます。
かつお菜の含め煮には、このグルテンフリーの丸大豆しょうゆを使っています。
醤油は和食だけでなく様々な料理に必要な調味料なので、とっても重宝しています。
お値段も手頃で、普通にスーパーでも販売されているので、おすすめですよ♪
いかがでしたでしょうか。
ややワイルドな葉と茎が一見硬そうなかつお菜ですが、サッと茹でるだけで柔らかく
風味豊かな味わいを楽しむことができますよ♪
うれしいアンチエイジング効果も期待できる健康食材なので、店頭で見かけたらぜひ
試してみてはいかがでしょうか。