無病息災を願って食す七草粥
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疲れた胃を優しく労ってくれる七草粥。
我が家でも、1月7日は朝食に七草がゆをいただきました。
こんな時期だからこそなおさら、無病息災を願う気持ちは強いですよね。
七草粥を食べる風習は、お正月に若菜を摘んで食べる「若菜摘み」の習慣に、
中国から伝来した「七種菜羹(しちしゅさいかん)」の習慣が混じり合ったと
考えられているそうです。
春の七草には、それぞれに栄養や効能があり、また意味もあります。
例えば・・・
◆せり(芹):βカロテン、ビタミンKなどのビタミン類が免疫を高める。
食物繊維が腸内環境を整え、鉄分に増血作用・貧血予防効果がある。
※『競りに勝つ』という意味がある。
◆なずな(薺):ビタミンKが骨粗しょう症を改善する。
利尿作用、解熱・解毒作用がある。
※古くから万病を防ぎ、邪気を払う縁起の良い食材とされている。
◆ごぎょう(御形):鎮咳作用、痰切り、喉の炎症を鎮める効果がある。
鼻水、鼻づまりなど風邪の初期症状や気管支炎、デトックス効果
※『仏様のからだ』という意味があり、縁起物とされている。
◆はこべら(繁縷):フラボノイド、カロテノイド、サポニン、たんぱく質、鉄、
ミネラルが豊富で、胃炎や腹痛に効果がある。
歯槽膿漏や虫歯予防にも効果があり、天然の歯磨き粉と言われている。
※『繁栄がはびこる』とされ、子孫繁栄の願いが込められている。
春の七草『せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ』
すべてを合わせると、約12種類の薬膳効果があり、7種類のビタミン・ミネラルが
含まれているそうです。
なるほど、ついつい食べ過ぎてしまうお正月の時期と、風邪の多い冬の季節には
うってつけの食材なのですね~♪
お米の甘みと七草の香りがやさしい味わいの七草粥が、あたたかく胃に染み渡り、
一年ぶりで美味しかったです。
春の七草には、それぞれ体によい豊富な栄養素が含まれています。
風習として長く伝えられてきた七草粥には、先人の知恵が詰まっているのですね!
皆様がコロナに負けることなく、健康で元気に暮らせますように。