旅の備忘録 ☆ ベトナム編 Part6
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少し間があいてしまいましたが、ベトナム・ハノイの旅の備忘録の続きを。
今回は旅の4日目、現地のツアーに参加してバイディン寺とチャンアンを巡る旅です。
朝8時頃に、ツアーバスが滞在先のホテルまで迎えに来てくれて、いざ出発!
バイディン寺(Bai Dinh Pagoda)を目指して、ニンビン省へと向かいます。
車窓から広がる田園風景を眺めながら、2時間ほどのドライブです。
山道を進み、大自然の中にひっそりと佇むバイディン寺に到着しました。
駐車場から電気自動車に5~6分ほど乗って、敷地の入口「三関門」へと移動します。
そしてここからは、バイディン寺の広大な境内を歩いて拝観して行きます。
御堂に向かってまっすぐ進んでいくと、入口の階段前には両脇に狛犬が。
さっそく階段をのぼって、趣のある「護法を祀るお堂」の中へ。
どっしりと迫力がありますね~。
仁王像よりも表情は柔らかい感じですが、関羽でしょうか・・・。
ここから回路が始まります。
三つの御堂 『観世音殿』『釈迦仏殿』『三世仏殿』が、それぞれ回路で囲まれてます。
壁面には小さな黄金の仏像が・・・。
そして、さらにこの曲がり角の先には 、羅漢像が鎮座する回路が延々と続きます。
約3Kmに渡るアジア最長の羅漢回路には、表情や姿勢がそれぞれ異なる500体の阿羅漢
の石像が並んでいます。黒くなっている部分は、参拝者が触れたところだそうです。
500体全ての羅漢像に触れると、「願いごとが叶う」と言われています。
回路を進んで行くと、個性的な建物が出現!「鐘楼」です。
鐘楼に入り木造の階段をのぼると、そこには驚くほど巨大なつり鐘が!
重さはなんと36トンもあるそうです。その下には巨大な銅鼓もありました。
鐘楼からの眺めは素晴らしく、思わず息を呑むほどの絶景が広がっていました♪
左端には三関門、その向こうには湖と山が・・・ずっと眺めていたい景色です。
バイディン寺は、東南アジア最大の敷地面積を誇る仏教寺院です。
緑豊かな境内には、木造の寺院が自然に溶け込むように設計されていて見事です。
山の中腹に建てられているため、本堂に向かって緩やかな傾斜になっています。
中庭を囲むように、回路の屋根が延々と続いているのが見えます。
ようやく一つ目の御堂、「観世音殿」に辿り着きました。
木造のお堂に入ると・・・まばゆいばかりの黄金の「千手千眼観音像」が!
朱色と金色の装飾に囲まれて、神々しく輝いておりました。
ベトナムでは、千手観音様は人々に幸せを分け与える神様と考えられているそうです。
すらりとお美しいお姿の観音菩薩・・・うっとりするような雰囲気に包まれています。
こちらの観音様は、一本の木を彫ってつくられているのだそうです。
緑豊かな境内には、たくさんの菩提樹が植えられています。
そして、観世音殿と釈迦仏殿の間には大きな池もあります。
二つ目の御堂「釈迦仏殿」には、アジア最大の金銅像といわれる「釈迦如来金銅像」が
祀られています。黄金色のお釈迦様の高さは、なんと10mです!
中央に釈迦如来、右にお釈迦様の十大弟子の一人の大迦葉が、そして左には阿難陀が
祀られています。お釈迦様の両サイド手前には、巨大な鳳凰像が。
さらに、両側の壁沿いにはそれぞれ4体の金剛像が並んでいます。
天を穿つ仏舎利塔・・・バイディン寺で一際目立っている多重の仏塔です。
残念ながら、今回は時間の関係で塔にのぼることはできませんでしたが、最上階には
ストゥーパに守られた金色のお釈迦様が祀られていて、球体の天井に描かれた曼荼羅
のレリーフが見事なのだそうです。
そしてもちろん、塔の最上階からは寺院の全景を一望できる絶景が広がっています。
三つ目の御堂が、本堂の「三世仏殿」です。
内部は黄金の細工と朱柱で装飾されていて、煌びやかに輝いています。
本殿には、「現在・過去・未来」に渡り人々を護る三世仏が祀られていました。
バイディン寺の参拝を終えて、この後は地元のレストランでランチタイムです。
ヤギ肉をはじめとする、地元の名物料理をバイキング形式で味わいました。
暑い中かなり歩いてお疲れモードだったため、あまり食欲もわかずに、残念なことに
地元の名物料理を堪能とまではいきませんでしたが、フルーツが美味しかったです。
ランチを終えて外に出ると・・・道路の向こう側に野生の馬たちがのんびりお食事中。
なんとものどかな情景に、旅の疲れを癒されたひとときでした♪
さてこの後は、いよいよ世界遺産の『チャンアン名勝・遺跡群』へ!
今回のベトナムの旅で最も行ってみたかった場所チャンアン・・・楽しみです♪
「旅の備忘録ベトナム編Part7」につづく